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4月に奄美支所へ出張をした際、奄美大島で米作りをする「奄美稲作保存会」の田植え作業に参加しました。当日は、地域の小学校の田植え作業の日でもあったため、そちらにも参加させていただき、子どもたちと一緒に田植えをしました。
奄美の主要な作物としては、サトウキビやフルーツなどが思い浮かび、お米のイメージはあまりないかと思います。奄美大島では、その地理的条件や、黒砂糖で年貢を納めるよう求められた歴史的背景のほか、減反政策、住民の高齢化などによって、この数十年の間に耕作放棄地が増え、稲作文化そのものが薄れてしまったそうです。そのような耕作放棄地を解消し、昔ながらの田園風景を取り戻す活動をしているのが「稲作保存会」で、農薬に頼らない環境にあった農法を実践されています。
私は、実家がもともと兼業の米農家をしていたこともあり、農業や稲作はとても身近なものでしたが、田植えも稲刈りも機械化されていましたので、手作業の工程が多い丁寧な古くからの農法はとても興味深いものでした。
田植えの当日は、天候にも恵まれ、地域の小学生に混ざりながら、田んぼの泥に入り手で植えるという体験が大人になってできたことは、とても新鮮でした。
奄美では、9月には台風シーズンとなりますので、8月頃がお米の収穫時期となります。豊作と奄美の伝統的な稲作文化の復活を願っています。
奄美稲作保存会
『消えそう、だから守りたい。30年前の風景を子どもたちに渡すため、「奄美稲作保存会」が目指す地域文化とは』
https://greenz.jp/2024/08/01/amami_inasaku/
弁護士 中江 友紀